文化

キミは東南アジアNo.1フットボールサイト『Junpiter Futbol』を知ってるか!?

シンガポールを起点にアジア、そして世界中をカバーするフットボールサイト『Junpiter Futbol』(※以降、JPF)。2011年の立ち上げ以降、シンガポールのみならずアジアのサッカーファンに数少ない専門メディアとして発信し続けてきた、東南アジア最強サイトだ。今回は発起人でありライターでもあるJUN TAN(ジュン・タン)氏と、このアジアで多大な影響力を持つJPFを皆さんにご紹介したいと思う。

『Junpiter Futbol』が立ち上がった当時、シンガポールや東南アジアではプレミアリーグを中心とした海外サッカー人気が非常に高い一方、地元クラブチームや国内リーグ(※当時のSリーグ、現在のシンガポール・プレミアリーグ)への関心はかなり薄かった。特にSリーグはJリーグの3年後の1996年には開幕していたが、予算面や環境面での大きな変化はなく、人気自体も1試合あたりの平均観客数1,000人ほどと低迷が続いていた。

現役時代はSリーグのバレスティア・セントラルFC(※現 バレスティア・カルサFC)などでプレーし、現役引退後もアルビレックス新潟シンガポールでコーチを務めた経験を持つジュン・タンには、ある思いがあった。地元のシンガポールはもちろんのこと、この広大なアジアのサッカーニュースが圧倒的に足りないという不満だった。シンガポールサッカーを盛り上げるために何か貢献できることはないか、その必要性から彼はサッカーブログを定期的に投稿し続けた。そしてその投稿は2011年、アジアサッカーの情報を幅広くカバーするウェブサイトへと発展していった。

現役時代のジュン・タン氏。(※32番の選手の左)Junpiter Futbolより

彼の元チームメイトから始まった彼の取材対象は、いまや世界で活躍する選手ばかり。元スペイン代表のガイスガ・メンディエタ(元バレンシア、ラツィオなど)やルイス・ガルシア(元テネリフェ、リヴァプールなど)、ディミタール・ベルバトフ(元マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム・ホットスパー)などなど、JPFのインタビューリストにはそうそうたるメンバーが名を連ねる。また2016年のアジア年間最優秀選手であり、過去には日本代表を散々苦しめたUAE代表のエース、オマル・アブドゥルラフマンとのインタビューのような、日本でなかなか見聞きできない貴重なものも興味深い。

UAEのスター、オマル・アブドゥルラフマン選手とのインタビュー。サイトはアジア人選手の活躍を中心に追っている。 Junpiter Futbolより

レアル・マドリード基金のサッカースクールのイベントでシンガポールにやってきたロベルト・カルロスと。 Junpiter Futbolより

サイトではたびたび日本人選手も登場する。これは日本がアジアサッカー全体をリードする存在というだけでなく、ジュン・タン自身が日本のサッカーを愛し、非常に注目しているからでもある。彼は過去、JPFについての取材を受けた際、日本サッカーに魅了されたきっかけが1995年に開催されたアンブロカップだったと告白している。彼の少年時代のインターナショナルヒーローのひとりは三浦知良選手であり、来日した際にはキング・カズを訪ねるために横浜まで取材に出かけている。またジュン・タンがインタビューして最も楽しかった相手として小野伸二選手の名前をあげており、「小野選手が17の時から見続けてきた。彼がまだ若い頃のエピソードを質問した時、2人で楽しく思い出を語り合った。我慢できなかったよ。」(※鞄ブランド『CabinZero』2016年5月12日インタビューより)と語っている。

聖地ウェンブリーでの1995年アンブロカップ、イングランド戦。敗れたものの、井原正巳の貴重なゴールも記録。(※Masahide Tomikoshi氏による)
アンブロカップ、イングランド戦の試合映像。前述2か国の他にスウェーデンとブラジルが参加。大会はブラジルが全勝優勝。
ジュン・タン氏のアイドルの1人、小野伸二選手と。 Junpiter Futbolより

スペインのSDウエスカ所属時代の岡崎慎司選手と。 Junpiter Futbol YouTubeチャンネルより

JPFが影響力が大きくなっていくにつれ、この10年でアジアサッカーを取り巻く雰囲気は変わっていった。明らかにアジア全体で地元のクラブやリーグへの関心が高まっており、事実隣国のマレーシアやインドネシアからのサイトへのアクセス数は日に日に上がってきている。特にアジアの中でも熱狂的サッカーファンが多いことで知られるインドネシアが、20数年前ならユナイテッド、アーセナル、リヴァプールといったプレミアリーグのクラブのユニフォーム姿ばかりが目立っていたことを考えると、JPFがアジアのフットボールカルチャーを下支えしてきた貢献度は決して小さくない。

これまではW杯やイングランドでのリポートを届けてくれたJPF。今後の夢は「ボンボネーラでボカの試合を生観戦すること、そしてイングランドで観客3,000〜4,000人くらいの下部クラブの試合をビール片手に体験すること」らしい。2011年のスタートから10周年を迎えるフットボールサイトが、今後どのように展開していくのか。筆者も、いちファンとして応援していきたい。

Webサイト ※英語(http://www.junpiterfutbol.com

Facebook(Junpiter Futbol

Instagram(JunpiterFutbol

Twitter(@JunpiterFutbol

YouTube(JunpiterFutbol

投稿者プロフィール

KATSUDON
KATSUDONLADS FOOTBALL編集長
音楽好きでサッカー好き。国内はJ1から地域リーグ、海外はセリエAにブンデスリーガと、プロアマ問わず熱狂があれば、あらゆる試合が楽しめるお気楽人間。ピッチ上のプレーはもちろん、ゴール裏の様子もかなり気になるオタク気質。好きな選手はネドヴェド。
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